『神異賦より夭相に準ずる相』
夭相(短命の相)は何となくその形花の萎れるがごとし、又、勢い有るとも灯の油なくして火の消ゆるがごとし、此の人必ず短命の相なり(南北相法より)
夭相(短命)とは三十代くらいで死ぬだろうとここでは言っておるのです 病死、事故死、剣難死などその原因は幾つもありますが、病死が多いです
夭相とは、若死に早死にの相(運命)のことを云うのですが其の特徴は先づ、神気が弱い、又は神気が締まらないという相ですね 神も気も其の人の生命力ですから
生命力が弱い、締まらないというのは非常に凶ずい相です 神気が弱く浮腫んだような肉付き、皮膚が薄い、ブヨブヨしている、生命力が弱いのですから元気が無い、
眼神・眼光弱いなどは典型的な若死に夭相と判断して間違いありません 神気締まりなく生命力が漏れているという意味になります 両目に神無くば・・・といって、
神気の強弱(生命力の強い弱い)は一番眼に現れますから両目に神(生命力)が莫いという相は死がそう遠くないことを現しています 此処までは神気弱く生命力莫い故の
話しでしたが、剣難相で死ぬこともあります 剣難とは、刃物が身体に入る難で、刺される・撃たれる・手術・など凡そ血をみる難をいいます この様な剣難相で死ぬ場合の
相は勢いの有る厳しい相をしております 生まれつきの剣難相は家系の因縁です 夭相の人が愈々死ぬという時は必ず死相が現われますから、人相観はしっかり観ておく必要が
あります 具体的には病相・災難相・死相が現われ、其れは神気(雰囲気)、気色・血色・声相などで見て取れます 剣難相であれば眼相に瞳を貫く赤脈が現れますし、三陰三陽に
黒が引くや命門もそうです 死相や災難の相については別で書きます故、死相はここまでにしましてこれより先は神異賦から夭相に準ずる相を挙げていきます
1.神短無光、早赴幽冥之客 2.面皮虚薄、後三十寿難期 3.肉色軽浮、前四九如何過 4.鼻若梁低、非貧則夭 5.面皮太急、雖溝洫長而寿也虧
6.両目無神、縦鼻梁高而齢亦促 7.法令繃纏、七七之数蔫可過 8.粗骨急皮、寿年短促 9.面多班點、恐非老寿之人 10.前相好背負虧、虚名無寿
11.歩若蛇行、毒而無寿 12.夭更多災、蓋謂山根薄削 13.七竅皆歪、寿難再久 14.骨少肉多、三十蔫能可過 15.面皮繃急、寿促無疑
16.少肥気短、難過四九之期 17.唇縮神癡、蔫保三旬之厄 18.背脊成坑、号曰虚花無寿 19.形神不蘊、貧夭両中 20.桃花顔
此処までが神異賦です 神異賦以外の古典にも夭相については多く記してありますので皆さんも研究してくださいね
これで神異賦と八相①~⑧ 神異賦より八相に準ずる相を書き終えました 神異賦に付きましては、当ホームページ内コラムにて全て解説して有りますので
そちらをご覧ください 何れにしても、神異賦、八相、八面、三質、五行、五指、気色、血色、神導線、画相、南北相法、等は人相術運命鑑定の必須技能ですから、
必ず習得・体得すべきモノです 人相観は本気で取り組みましょう 其れを活かして人・地域・国の役に立つ鑑定をしなさい 皆さんの健康と幸せを祈願しつつ
人相術運命鑑定をさせていただきます。 此れを持ちまして、『神異賦と八相』のコラムは お・し・ま・い。
太塚覚龍観相塾 人相観太塚覚龍