神異賦139眼の鶏目の如き相と歩する事蛇行の若き相

『眼の鶏目の如きは、性急にして容れ難し』 鶏目の人は、せっかちで短気で狭量である。 鶏目とは眼相のひとつで、鶏眼ケイガンの事だ鶏の眼の様に丸くて小さく、睛は黄色で、見開いて驚いた様な眼で人を観ます。 見るからに落ち着きが無く、性急で短気で狭量です 此の相の者は、其の場の事しか頭に無く、自分勝手です 一時的な感情や欲望が直ぐに一線を越えてしまう人ですからどうもならない人物ですから、当然運命も良く有りません 最初から付き合いはしないほうが良い人です

『歩すること蛇行の若きは、毒有りて壽無し』 蛇行の人は、心に毒が有る そして、長生きは出来ません。 蛇行というのは、歩く姿・歩相のひとつで、身体を前後にくねらせて歩いたり、横にくねらして歩くのが蛇行です。此の人は毒心が有ります 言う事と腹の中が違っていたり、何を考えているのか分からない様な人であります。 其の上に、寿命は長くは有りません 此の人であっても、人間修養次第では、毒が抜けて長生きも出来ます 歩相は、其の人と運命をよく現します 歩相の正しかざる者は心に毒が有ります。 今回は蛇ですが、狼の歩相(狼行)も凶相です 肩を怒らせながら人を睨み付けながら歩き、時々後ろを振り向く様な歩相ですね 吉相の歩相の人も当然おります 虎歩や龍行等の歩相は立身出世や貴人の相で大吉相です