『青の口角を遮るは、扁鵲も医し難し』 青い気色が口角に障ると、名医に掛っても助かりません。 口角は口の左右の角です 海角カイカクともいいます 青が口角を遮るというのは、青い気色が有って、口角に触れる事です こうなると扁鵲(ヘンジャク・中国の名医)でも治す事が出来ない、助からないと言うておるのです。 死相のひとつですね 文脈から、病気で死んでしまう様に思ってしまいますが、病気とは限らず、災難で死ぬ事も有りますし色々含みます
『黒の太陽を掩うは、蘆医も救う莫し』 黒い気色が眼を掩うと、死んでしまいます。 太陽とは、眼の事ですね 両目でも片目でも同じ事です 兎に角、眼を黒い気色が掩うといけません。 眼の上下左右を含めて横に棚引いて掛る相です 『黒色の三陽に横たわるは、半年須らく損寿を防ぐべし』と同じ事。 何れにしても、黒い気色が眼を掩うと蘆医(名医)でも救う事が出来ないと言っています 此れも死相ですね 気色と血色を一緒くたにしてはいけません。 気色は、皮膚の上に煙の様にボーッと現れます 亦た、昔から人相術鑑定は北窓が良いと言いますのは、うす暗い部屋や、少し暗い方が気色が良く観えるからなのです 直射日光とか、明るすぎる照明では飛んでしまって全く観えません。 光の加減と距離と角度に注意して観れば誰でも見えます。 街頭の人相見は、暗くなる頃に出て来ますが此れも、陽の光が強過ぎると気色が全く見えないからです。 そして、街頭人相見に机の行燈は(運命鑑定とか人相鑑定とかいてる灯り看板)暗い中で、お客さんの顔を照らす和紙と蝋燭の柔らかい行燈の灯りこそ、一番気色が見えるとされるからなのです。 自分は、懐中電灯にテイッシュ重ねて巻いて、明るすぎず暗すぎない灯りで照らして鑑定しています 気色は一般に難しいと言われますが、其れは間違いです。 むしろ、何だ気色も観れんのか!と馬鹿にされるし、気色も観れないなんて笑われます 自分も笑います