神異賦247獐頭にして鼠目なる相と馬面にして蛇睛なる相

『獐頭にして鼠目なるは、何ぞ求官を必せむ』 獐頭で鼠目の人は、官吏には向きません。 獐頭は、頭の形の事で、削れた様に平らな頭の事を言います。 鼠目はネズミの様な目のことを言います 丸みを帯び、黒目が大きく、眼球は出目気味、頭を垂れてチラチラと盗み見る癖が有ります 此れが鼠目・鼠眼と言います 盗みごまかす目ですね。 此の獐頭と鼠目の人は、官吏になっても駄目だと言っておるのです 

『馬面にして蛇睛なるは、須らく横死に遭はむ』 馬面とはウマズラの事で、顔が長い・額が狭い・目と目が離れている・三角眼・鼻は穴を露わし・口は下付きで全体的に間延びした顔だ 蛇睛は、眼の形丸くて見開いてギョロリとした感じで四白眼に近く、睛や白目に赤線や赤みが差した目です 馬面も蛇睛も凶悪な相故、死に際が良くありません。 恨みを受けて殺されたり、災難等で変死したり、で畳の上では死ねない相という訳です