神異賦32面皮の虚薄と肉色の軽浮

『面皮の虚薄なるは、後三十の寿は期し難く』 顔の皮膚が薄くて弱々しい人も、三十歳位迄でしょうといっておるのです。 面というのは、顔の事ですから顔の皮膚が薄くて、引っ張った様な感じで、ツルリとした相です。 皮膚が透き通る様に薄い人は、三十歳は越せないだろうという事です 長生きという點では、面の皮が厚いくらいで丁度良いのかもしれません。 では、長生きの相である寿相の事を少し書いてみます 寿相はズバリ長生きの相で、先ず顔の皮膚が厚くて眼光に力が有ります 眼光に力が有るというのは、生命力は眼に現るからですね 生命力の強い・弱いは眼光で計りますから、眼に力が無いのは生命力が弱いという事です。 逆に急に顔の皮膚が薄くなって、ふやけた様になると急病などに注意せねばなりません この様に、皮膚がフヤケタ様になったり、薄くて引っ張った様な相は生命力が弱い相である

『肉色の軽浮なるは、前四九如何んが過ぎむ』 顔の肉と色が浮く人は、三十五六歳は越せないでしょう。 顔も体もですが、主に顔の事をいっています 顔の肉が力無くフヤケた様に見えるのです また、顔の色も浮いて見えます 別に触ったって緩んでる訳ではないのですが、その様に見えるという事です 肉が軽く、色が浮いて見えるのですよ これは、神気に締まり無く、生命力が漏れているのです 此の相の人は、三十五六か、三十代半ばは到底越せないでしょうといっています  神も気もその人全体の生命力の現れですから、締まりが無く生命力が漏れ出てしまってる相である 顔や体の肉や眼の相は締まってなければいけません