神異賦33形容は忽ち変化する・吉は推し、凶は断ずべし

『形容は忽ちに変ずれども、骨肉は旋やくに生ず』 これは、骨格相法の事と気色相法の事を言っておるのです。 気色・神気・血色・神導線・画相等は変化が早く、直ぐに変わります 一方で、骨格の方は長い時間をかけてゆっくりゆっくり変化します 故に、変化の遅い骨格を以て、其の人一代の運命を鑑定します。 神異賦の始めに出て来る『骨格は一世之栄枯たり』というのは此処の事をいっています。 気色の方は変化が早い故、今現在と当面の運勢を鑑定します此れも神異賦の最初に出てきます『気色は行年の休咎を定む』がこれですね 相の変化の早い・遅いをいっております 実際の実技・実地鑑定でもこの通りやります 先ず、其の人の一代の運命を大きく掴み把握します 此処では、成功するかしないか・結婚はするかしないか、結婚するなら一度で治まるか・子供に恵まれるか、子供は自分の力になってくれるか、晩年は子や孫に囲まれて幸せに暮らせるかなどは先ず観るところですね こうして一代の運命を観終わったら 其の次に気色相法で、現状・起こってる問題は何か、誰が関わってるか、成り行き・結末はどうか等を看破するというやり方です 勿論、一番最初に其の人の神気を観る事は言うまでもない

『吉に遇ふては則ち推し、凶に逢ふては可しく断ずべし』 吉い相は更に発展させ、凶い相は断ち切って吉に変えよ。 良い運命は推し進め、悪い運命は良く防ぎ、断ち切る そうして、良い運命に転換させなさいといっておるのですね 悪習慣や間違った行動は凶い運命を自分で種まきして自分で作っとるのですから、気が付いたら改め断ち、吉の待つ運命に変えていきなさいという意味であります。 此の『吉に遇ふては則ち推し、凶に逢ふては可しく断ずべし』と、『小なれば則ち人の危難を救い、大なるときは則ち人の性命を活かす』は、太塚覚龍自身の鑑定方針の根本ですから、人相術鑑定・紫微斗数鑑定・易断、全ての鑑定に適用されます 実践鑑定は此の方針でお客さんと向き合うのです 当然、傾聴をも重視します