神異賦と八相⑥

『神異賦より貧相に準ずる相』

 

貧相は相対して何となくもの寂しくして心陰に閉じて、遅れて開く花の葉陰に萎めるがごとし、此の人必ず貧相なり(南北相法より)

 

貧相はお金・財が身に付かないという運命です 貧相にも代表的な相がおりまして、神異賦に有ります通りで【気濁神枯、必是貧窮之漢】

 

が第一級の貧相ということになります 気は濁り、神は枯れている相ですからやる気が無く、人生を放棄し諦めた人です 破敗相ですね

 

気が濁るのは自堕落な生活を続けていたり、不徳を積んでいますと気が汚らしく濁ってきます パッと観た時に直ぐ感じるのは『汚い』です

 

神が枯れるとは生命力が莫いということですから元気もやる気もないわけですね 次に寂しそうで頼り莫く、憂い顔をした人です

 

貧相の人は自分で何かをやるより毎月キチンと決まった日に決まった給料が入るような堅い仕事に付くことをお勧めします 此れに感謝して

 

真面目にやっておれば、貧相の因縁・運命が解消されて行きましょう  此処からは神異賦より貧相に準ずる相を挙げていきます

 

1.気濁神枯、必是貧窮の漢 2.面似橘皮、終生貧窮 3.鼻若梁低、非貧則夭 4.貧窮到老不閑、故骨格粗 5.星辰失陥、無隔宿之儲糧

 

6.部位偏虧、有終身之労苦 7.面大鼻小、一生常自艱辛 8.鼻痩面肥、半世財終耗散 9.頭先過歩、初主好況晩景貧窮 10.竈仰撩天、中限破敗田園耗散

 

11.二眉散乱、須憂聚散不常 12.脚背無肉、必主弧貧 13.更忌神昏、八九也無稱意 14.瞼上清光級々、貪婪弧貧 15.準頭赤色重々、奔波詭計

 

16.手脚粗大、難為富貴之徒 17.鬢似毬織、或先富而後貧 18.貧而恆難、只因満面悲容 19.鬼色見形、貧愁度日 20.人形似鬼、衣食不豊

 

21.鼻有三凹、必貧窮而弧苦 22.三尖六削、縦奸巧而賎貧 23.男児腰細、難主福財 24.髪鬢粗濃、労苦終為貧賤 25.形清神濁、不久貧窮

 

26.骨粗髪重、何曽剰得一銭 27.体細身軽、那見停留片瓦 28.鼻帯両凹、破財疾苦 29.膚渋少光、終無安逸 30.形神不蘊、貧夭両中

 

31.人得意中面容凄慘、先富後貧 32.士遭窘處顔貌温容、早窮晩発 33.金人火旺、財発若塵 34.木主金傷、銭消如土 35.水逢厚土、忽破資財

 

36.火得微金、卒難進益 37.口偏平似鮎魚、終須困乏 38.挙止多軽、須知貧賤 39.面如灰土塵朦、定主家財破敗 

 

当然、家系の因縁も有りましょうが、貧相・貧乏・寂しい運命というのは人に対してもお金に対しても、自分自身に対しても不義理を重ねてきたが故の

 

結果であり、運命ではないでしょうか 此れに気づいたら何時だって遅くなんかありません 一旦心を入れ替えてみてはどうか 必ず陽転します

 

私自身も精進していきます  貧相には濁気があり、この濁気は自己保存と不義理が積もり積もった結果の相である