神異賦108髯黄にして睛赤の事と歯露れ唇の俽ること

『髭黄にして睛赤きは、終に横災有るを主る』 髭が黄色で眼の睛が赤い人は、結局死に際が悪いのです。 何処の髭であっても、髭は黒くて潤いが有るのが吉い相であります 睛は眼の茶目の部位のことで、漆黒が吉い相です。 此処で言っとるのは、主に顎髭が黄色くて潤いが無く、睛の色が赤い人の事をいっております 此の相は、性根・運命共に大凶です。 此の者は、自分勝手で短気、本能が強くて道徳心ゼロです 一時は好くとも、必ず末路が悪い人である。 横災とは、横死と同じ様なもので、災難などで変死する意  眼の睛は、濃茶褐色が基本色ですから、あれこれ色が混ざるのは、性根・運命共に全て凶相です。 東洋人の眼も注意してよく観て下さい 自分は人相観ですから、何時も注意してよく観ているのですが、睛の色も一通りでは無く、濃茶褐色・茶色・薄茶色・青色や赤色や黄色が混ざった色であったりして、色々な人がいます。 黄色や赤味がかった者もけっこうおります  虎睛は黄色・金色がかった睛の眼です 此の眼は怖いですよ

『歯露れ唇の俽るは、須らく野死を防ぐべし』 歯が露れて唇が巻き上っている人は、野垂れ死にの相である。 唇が巻き上がって、何時も歯が露われている人は、失敗して流浪して最後は野垂れ死にするというておるのです。 この様な歯が隠れていない相を歯露シロと言っておるのですが、出っ歯なども歯露で、此の者はつまらない事を言って廻って人に嫌われる人ですし、今回の相の人も出っ歯の歯露の人も、口の相が悪いのですから、口を慎む事で自分で作って来た悪い運命に気が付いて、人間修養すれば運命も修正されて、徐々に開運もします