神異賦184陽嚢の緊き事・面肉の軟なる相のこと

『陽嚢の緊きこと茘殻の若きは、定めて堅耐の児たらむ』 陽嚢が締まっている子供は、決まって丈夫でしっかり者です。 茘殻は堅く締まっているの意 此の様に陽嚢が堅く締まっている子供は、決まって堅耐の子供だと言っておるのです。 堅耐とは、堅固で耐病でしっかり者で丈夫だといっています 先々には、出世もするだろうという意味も有ります 身体の一部位でも、全体の肉付きでも締まり無いのはいけません。 堅太りや肉に締まり有る相は非常に良い相ですが、体の肉や陽嚢など一部位にしろ締まらないのは駄目です 陽嚢に泡の様に柔らかくて締まらないのは、病気で早死にしたり、一人前に育たない相である

『面肉の軟なること漚浮に類するは、決して是れ虚花の子』 顔の皮膚が薄くて肉が柔らかい子供は、長生き出来ません。 面肉が極端に柔らかい子供のことだ 漚浮オウフは泡の意 顔の皮膚が薄くて肉が泡の様に浮いている様子ですね 大抵は、色が白くて透き通った様になっとります。 虚花は花だけ咲いて実が成らないの意ですから、一人前に育たない・若死にするという意味である。 やはり、長生きするのは面の皮が厚いくらいで丁度いいのです 笑