神異賦191乱郊挿額の相と正面に権無き相

『乱郊挿額は、山林に処るに利有り』 郊外(山林)が高くて額を挟む様な人は、隠遁生活あ似合っています。 額の左右に郊外という部位が有るのですが位置的に仙骨と同じ部位です 山林骨の起これるは、終に神仙とならんと言いまして、此れは仙人の相です。 郊外の部位が目立って高いという事です 故に、左右から額の中央を差し挟む様な相です 仙人の相出ありますから、俗を離れて山林に居るのがよろしいという事であります。 仙人の様な人は、俗の事や面倒な人付き合いは煩わしいし、似合わないです

『正面に権無きは、宅舎に居り難し』 顴骨が無い人は、立派な家に住む身分には成れません。 此処で言う正面は顴骨の事ですね 顴骨が無いというのは、権が無い(力が無い)という事です   顴骨が無くてのっぺりしていて有るか無いか分からない様な相だ 顴骨が無い人は、威厳や権力が無く、意気地も無い人ですから、到底、立派な家に住める様な身分には成れないと言うておるのです。 顴骨は権力・力の有る無しを観る急所です 『呼べば聚まり喝すれば散ずるは、ただ双顴の並び起こりて峯巒たるによる』ですから、モッコリと顴骨の高い人は権力・力のある人で、立派な人物ですが、顴骨が有るか無いか分からんような相では、意気地も無ければ力も有りません。 此れでは到底、出世は叶いません