神異賦192孤峰の独り聳ゆる相と四尾の低垂する相のこと

『孤峰の独り聳ゆるは、骨肉に参商有り』 鼻だけが目立って高い人は、親兄弟と仲良く行きません。 孤峰と言いますのは、顔の五岳(五岳朝帰の五岳)の釣り合いを壊して、鼻だけが高く聳えている相です 五岳は南岳の額・北岳の顎・東岳西岳の両顴骨・中岳の鼻を言います。 此の五岳が勢いが有って、調和している相は五岳朝帰と言って出世する相ですが、今回は此の五岳の調和バランスを破って、鼻だけ高い相を言っています。 四方の山である額・顎・両顴骨が低くて、中岳の鼻だけが立派な人ですね 鼻は痩せていても肥えていても、鼻だけが聳える人は、親兄弟と和合しません。 鼻だけ高いというのは、唯我独尊の者で人が馬鹿に見えたり、人付き合いが下手だったりします 

『四尾の低垂するは、妻児隔角』 目尻・眉尻が下がる人は、妻子と和合せず。 四尾は、左右の魚尾と眉尾を指します 此の四か所の部位がだらしなく垂れている人の事である 此の人は奥さんや子供に軽く扱われ、しょちゅう心は隔たり、角を突き合わして喧嘩するという意味になります