神異賦193乱紋の額上にある相と黒痣の涙堂にある相のこと

『乱紋のい額上に有るは、男女ともに孤刑有るを主る』 額に乱紋が多い人は、男女問わず、身内に縁が薄くて孤独である。 乱紋は、小さい皺や太い皺、浅いものや深いもの、長いもの短いもの等で、結局は乱紋が有って見苦しい額の事です。 此の相の人は、身内に縁が薄い運命で、波乱も多い様です 額は三停の上停ですから、初年運を観る部位であり此の人は小さい内に苦労した相です 額の乱紋や、額の骨に削偏あるは早年に偃蹇有りで、額がスッキリ綺麗でない相は小さい頃に苦労が有った人相です

『黒痣の涙堂に有るは、子息に恐らくは剋あらんと云う』 涙堂に黒子やアザが有る人は、跡取り息子を剋します。 黒痣コクシは黒いアザの事で、ホクロ・アザ・シミ・ソバカス等の目に付く障りは全部含みます。 そういう物が涙堂(眼の下)に有る人は、子供(特に跡取りの子)が死んで嘆いたり、子供が病弱で何時も心配が絶えない様な子供の苦労が有ると言うておるのです 涙堂は十二宮では男女宮ですから子供の事を観る急所故、子供の事を観ます。 此処はホクロ等の障りが無くても、窪んでいたり垂れていたり色が悪くて枯れている相ではいけません 子供を剋します 剋すとは、傷めるや損なうの意