神異賦235歯の榴子の如き相と鼻若し竈門の若き相ならば

『歯の榴子の如きは、衣食豊盈なり』 やや小ぶりの歯が、隙間無く綺麗に並んでいる人は、生活が豊である。 榴子はザクロの実の意 小さい歯が石榴の実の様に隙間無く綺麗に並んでいる人の事を言っております。 整然と綺麗に並んでいる歯でなければ駄目です 虫歯であったり、色が悪かったり、大小ばらつきがあってもいけません。 普段から、此の様な人が回りに居れば、生活を観て確かめる事が大事です 人相観はこうして、勉強した事を普段から回りに人やお客さんの暮らしぶりなど観察して、相と実際に暮らしぶりなどを観て確認しておるのです。 衣食豊盈と言いますのは、生活が有り余る程豊かであるという意味ですから、此の人は、豊かな足りた暮らしが出来るのです

『鼻若し竈門の若きは、家財罄尽せむ』 鼻の穴が天を向き丸見えの人は、家財を失います。前から見て鼻の穴が丸見えの人の事ですね 財産を無くして貧乏する人です 竈門ソウモンは竈です 昔は、牧で煮炊きしておりましたから、其の竈の炊き口を言っています。 ふたつ穴の空いた竈カマドの様に鼻の穴が丸見えの相です 此の人は、家財(財産)が空しく尽きるという意味ですから、キレイサッパリと財産を無くします。 其れだけ財運が無い人という事です 財運の有る人は鼻が竈門でなく、身体も厚みが有って温かく、雰囲気も何となく余裕が有るのです 富者自然に体厚しだ