神異賦237形羅漢の如き相と貌判官の如き相の話し

『形羅漢の如きは、子を見ること必ず遅し』 羅漢の様な相は、子供を得ることが必ず遅いです。 羅漢顔の人の事ですね 羅漢は悟りを開いた修行僧のことで、達磨さんを思い出してください 眉は濃く、粗雑かクルクルと巻いていて目がグリッとしています。 全体的にむさ苦しさが有ります 此の羅漢顔の人は、子供が出来るのが必ず遅いといっておるのです 子供のいない人も多いようです 家庭を持つのが遅いか、早くに結婚しても子供を授かるのが遅いという相です

『貌判官の若きは、児を得ること尤も晩し』 貌、判官の若きですから、閻魔大王です 羅漢顔をもっと引き締めた怖い顔ですね 眉が黒々として尻上がりで苦虫を嚙み潰した様な顔です。 眼光強く、ギロッとしています 此の相の人は、子供が居ない場合が多いです 居たとしてもうんと年が行ってからの子供です。 羅漢顔も判官顔にしても女性はほとんど見ません 居ても、独身か子供縁は無いでしょう。 判官顔や羅漢顔の人は、子供が居ないか居ても縁が薄いという事です