神異賦250語言に多泛なる相と容貌の温和なる相の事

『語言に多泛なるは、人と為り心事明らめ難し』 話す時に唾が多い人は、内心を表さない人である。 話をする時に口角に唾を浮かべる人の事を言っています 唾を飛ばす人も此の相とみます 心事明らめ難しですから、此の人は心がハッキリ見えないと言うておるのです とどのつまり、何を考えているのか分からない人という事ですね。心事は心の中のこと・明らめ難しは、明らかにし難いの意 口では何と言おうが、腹の内は何を考えているか分からない人だ 眼相が三角眼の者も腹が解かりません。 何年付き合っても、腹の内がよく分からない者を『心事明らめ難し』と言いまして、此の人とは、あまり深く付き合いをしない事ですね 🦀か

『容貌の温和なるは、事を作すに襟懐あり洒落なり』 容貌が温和な人は、思う事もする事も洒落ている。 容貌と言いますのは、人相全般を言います 見かけと雰囲気が温和な人のことを言っています 此の人は、心根もやることも思いやりが有って、粋な洒落た人だと言うておるのです。 粋でサッパリしていて、洒落っ気が有り、風流な趣が有るのですね 容貌のまんまで温和な人物である。 人は、見たままの運命であり、見たままの性根であり、見たままの問題があり、見たままの結末があるのです 人は見た通りの運命と見た通りの性分なのです 人は見かけに因るのです もう一度言います 人は見かけによるんですよ 見た通りに判断すれば、そのまま中るのですから、人相術は簡単ですね