神異賦270水は厚土に逢う相と火の微金を得たる相

『水は厚土に逢へば、忽ち資材を破る』 水形の人が強い土形に逢うと、忽ち財運を破る。 水形の人に土形が交加していたり、後天的に土形が交加され来ますと財運壊れます 此れは、相剋の関係です。 しかし、土が少ない場合は反って水に溶け水が濁るくらいの剋となる訳ですからそれ程強い剋ではありません そんなに凶相ではない 此処で言うのは、厚土コウドですから、大量の土で水の流れを止めるのですし、水を吸い取ってしまいます。 此の様であれば、強い剋となり忽ち資材を破るという程の被害があるのですね 水形の人は、流風ありて円満です。 それに濁気が有ったり、色が黄色かったりなどの土形の特徴が現れて来て、土形が強く交加されますと忽ち資材を破ると言うておるのです。 此処では、お互いの五行の強さによって相生・相剋の吉凶の度合いに違いが有るという事を知っておきます

『火の微金を得たるは、ついに進益なり難し』 火形の人に少しの金形が交ると、発達出来ません。 火形の人に金形が交加していたり、後天的に金形が交加されて来ますと、相剋の関係になります。 微金ですから、少量の金はあっという間に溶かされますね 自分が剋すのですが、力を奪われこれも駄目です。 ついに進益なり難しと言うておるのですから 運気発展せず、開運は難しいという事です