『鶴形にして亀息、洞賓は僊に遇ふて遷を得たり』 鶴形で亀息の人は、仙人の相です。 鶴形はスラッと痩せて足長で飄々としている相を言います 亀息は息をするに、音を立てず息をしているのかしていないのかも分からない程に静かな相です。静かな呼吸法。特に、此の鶴形と亀息の両方が備わっている人は正に仙人といえましょう 洞賓は、仙人に出会って修行をして道を極めて仙人になったのである。 仙人(僊人)は、俗を離れ山中に住み、気を練り法を修め神通力を会得した者の事です 因みに、易者・人相観でも此の鶴形にして亀息の相の者は間違い無く、第一級の占い師である 昔の中国の仙人などは、世俗を離れて山に入り五穀を断って霞を吸い、練気して遂には神通力を得て悟るのです 昔の仙人は大体が百五十歳以上の長命である。 人相術の中興の祖、陳図南先生も有名な仙人でやっぱり百五十歳くらいは生きたようです 当然、仙人は長命で、長生きの相に決まってますから、若死にとか早死にの仙人なんて聞いたことがない
『龍脳にして鳳睛、玄齢は相に入りて相に拝さる』 龍脳で鳳睛の人は、最高の出世をします。 龍脳ですがこれは、龍の頭の様に額が大きく盛り上がって額が抜け上がってる相を言います 鳳睛は別に、鳳眼といいまして、龍眼と共に最高の眼相の事です 眼が深くググーッと長くて黒白分明、眼光は清くて威力が有ります。 此の龍脳と鳳睛のふたつが備わる人は、大臣・首相の相であります 今の日本の政界にはほとんど見当たりません 財界には多いようです