神異賦201下軽く上重い相・上濶く下の尖る相

『下軽く上重きは、末主には伶仃せむ』 顎が弱くて額が広い人は、晩年は落ちぶれて孤独です。 顔の上の方が立派で、下の方が弱い、逆三角形の人を言っています 顔の三停は、額を上停・鼻と顴骨を中停・顎を下停とし、上停を初年運・中停を中年運・下停を晩年運としますから、顔が逆三角形であるのは晩年運が弱い・晩年にいくにつれ運命が先細りという意味になります。 身体の三停で言えば、頭が上停・胴体が中停・足が下停となり、頭 胴体が立派で足が細くて弱々しい人の事です 重心が上に有る人ですね。 此の相の人は、若い内は良くても、晩年は寂しく落ちぶれるいと言うておるのです 因みに、此の三停のバランスが良く、調和している相を三停平等と言って、一生衣禄に虧くる無しの相です 一生、衣食住に困らないと言っています 

『上濶く下の尖れるは、終に結果なし』 額が広くて顎が尖っている人は、結局は失敗します。 此れも前の相と同じ事です 神異賦は言葉を変えて同じ事を繰り返す事が良く有りますが此れもそのひとつです。 若い時には勢いが有っても晩年は結果が無く、実を結ばないのですから結局は孤独で寂しいものになります もうひとつは、三尖です尖は尖る事を言いまして、頭の天辺が尖る・鼻の先が尖る・顎の先が尖るの三尖は破敗の相で、此の内のひとつでも有れば成功しません三尖と六削はセットで観ます