人相は心の現れである。 此の心とは、『思い』の事です 思いが素直で有れば素直な人相になりますし、意固地であれば意固地な人相になるのは当然です。 人相は思いの通りに出来ていますから、思いの通りに変化していきます 人相というと、一般的に顔の事というイメージですが、此処でいう人相術は顔だけでなく、身体全部・全身骨格と神気(生命力)雰囲気や歩き方・座り方・声の相・寝相・話し方・食べ方・言葉言動等、人間全部丸ごと観る事を人相といっています。 人相術の基本方針は、人相に良い事(吉事)が現れていたら其れを推し進め、悪い兆しが(凶事)が現れていたら其れを未然に防ぎ断ち切って現世利益を授かるこです。人相術の古典・神異賦にはこの様に有ります 『小則救人危難・大則活人性命』 『遇吉則推・逢凶可断』此れが基本の鑑定方針です。 そして、人相を通じて現世利益を招来し、感謝の心と吉凶の元を悟って貰い、吉だ凶だと一喜一憂する事無く、吉も凶も受け入れる大きな器の人間に成って貰う事を目的としています 物事にとらわれない、大らかな公明正大な人間になるように案内するのが人相観の役回りです。 さて、人相で何が分かるかと言いますと、人相には本人に関係する吉凶が全て現れます。 ざっくり言えば、本人に関係する事は全て分かります 骨格相法からは、其の人の一代の運命が分かります(成功するかしないか・結婚はするかしないか・結婚は一度で治まるか・子供に恵まれるか・子供は自分の力になってくれるか・晩年は子や孫に囲まれて幸せに暮らせるか等です)亦た、気色・血色・神動線・画相等の気色相法からは、例えば気色・血色・画相に現れていれば、家出人の事や飼い猫の行方も分かります 其の人の一代の運命と当面の運勢(生家と父母兄弟との縁の厚薄・健康状態・恋愛・愛情問題・仕事運・金運・子供運・成功するかしないか・災難の有無・死相・日常の出来事アレコレ・失せ物・探し人・富貴貧賤壽夭窮通・時期等々)大概の事は鑑定出来ます。 人相観が普段どの様に鑑定しているのか少し紹介しますと、先ず神異賦や八相から一代の運命を大きく掴み把握したら、今現在の運勢(運の勢いが有るのか無いのかを観ます)を観ます。次いで、近々災難に遭う事は無いか死相は無いかを確認しますね 次は八面・三質・五行・五指の型から運命を推す。 この様にして、骨格から一代の運命が観終わった所で、いよいよ気色・血色・画相を観ていく事になります。画相の説明を少ししますと、顔に『絵』が現れる事をいいます。 例えば、飼い猫が行方不明で探して欲しい等なら、顔に方角を配当をして其の方角に猫の画相が現れるというものです 此の時、猫の画相が元気な様子で有れば無事ですし、死んでいれば其の画相が現れるという物です。 亦た、神社仏閣に行けば額や頬辺りに鳥居の画相が出ていたり、お寺の建物が現れます 人物も現れます 日角・月角には父母が現れますし、父母の上には祖父母の画相が出ます。 お母さんが横になって具合悪そうに寝ている画相であればお母さんが病気かも知れません お父さんが車にぶつかる画相が有れば事故に遭ったか、注意しなければなりません。釣りが好きなら釣りをしている画相も出ます 家の裏のキラキラ綺麗な川に浮かぶ鳥の画相だって現れます。気色は顔に十二支を配当した月割を観れば、ある月の部位に気色が現れ、引っ越し時期(何月が良いか)も分かります 目尻の位置は魚尾といって、配偶者・恋人などの事を観る急所ですから、配偶者の顔や姿も現れますし、不倫相手の顔や姿も現れますから、誰かも分かります。 その他、気血色で病気や剣難相(刺される等)・水難相(溺れる・水害など)・火難相(火事など)・盗難相(盗難に遭うなど)・強盗相(強盗に遭うなど)色々な相が現れます。 人相観は此れらの相を見逃さずしっかり判断する必要があるのです 人相観が普段どんな事してるのか、何を観てるのか少し書いてみました 人相術は以上の事が出来ますし、上記の様なことが分かります。 書ききれないので、まだまだもっと色んな事が出来ますが、それはまた次の機会に書いてみたいと思います
人相術で何が分かるのか、どんな事が出来るのか