『意誠ココロヲ知る相』
人相術に於ける意(心・ココロ)について考える 「相は心に随う」であるから、
心なくして相は無いのである(滅する) 其の人一代の運命を鑑定する際に(成功するかしないか等)
骨格の釣り合い・不釣り合いと神気を先づ観て陰相、陽相を判断しますね 此れは有形判断です。
無形判断に『身体の周りの気』、『律気・呂気』、『神気』、『気色・血色』、『神導線』、
『画相・像物』などは無形判断の代表であるが、最も大事なものは『意・心』である。
先ほど有形部位の骨格の釣り合い、不釣り合いを観て其の人一代の運命を判断すると書いた。
当然、無形部位から成功するかしないかなど其の人一代の運命鑑定をする訳だが、見所のひとつは
神気雰囲気だ。明るい暗い、寂しい賑やか、清濁、正邪、善悪、強弱、を観ることでその人の器を
知ることが出来る。 そして一番重要なのは『意・心』である 心がそのまま相である
人は観たままの性分であり、観たままの運命である 観た通りの問題が有り、観た通りの結末運命なのである。
『意・心』を観て成功するかしないか、陰相・陽相を判断することが重要なのです 例えば眼相に怒りや
悲しみが現れている眼は父母に対する怒りや悲しみの場合が多い 父母との関係に問題ありと判断し、聞けば
父母ですか 知らない どうでもいい などと言う心故、寂しい眼相です 其れでは自分自身が
幸せではないのですよ 陰相です。 『意・心』は眼の相に現れ、身体全体の挙動に現れ、気血色に現れ、
骨格・顔面部位に現れています 相の元となるものは『意・心』故、人相観は心の動きを観て判断する時は
万に一失ありません! (則チ情ノ動ク所ヨリ如是変ズ故ニ看相ハ意識ノ起変ヲヨク観スル時ハ万ニ一失無シ)南北相法より
全部は書けないので相を観て意を知るを少し挙げることにする 『鼻堅き者は心堅く意地がある』
『鼻和カナル者意スナオ』 『鼻高キ者ハ意高シ』志し高い・気位い高い 『鼻低キ者ハ意低シ』志し低い
『頭後へ長き者ハ意丈夫にシテ深シ』 『頭後へ短キ者は意アサクシテ宜シキ分別ナシ』 というように
これは道理である。 まだまだ意を知る相がつづくのであるが、おいおい書いていくことにする
ということで今回は有形の骨格から其の人一代の運命判断と無形の判断について考えてみた
とりわけ、人相術運命鑑定に於ける『意・心』の重要さが少しは伝えられたのではないかと考えている
これからは有形、物質・物の時代から無形、情報・コミュニケーション能力・心・精神の時代へ
と変わっている故、此処から先はいよいよ本格的に人相術の出番なのである!