神異賦149平生に疾むこと少なき事と老に到りて災い無きこと

『平生に疾むこと少なきは、皆な月孛の光隆なるに因る』 普段から元気で病気をしないのは、月孛が隆くて綺麗だからです。 月孛ゲッパイとは、印堂インドウから準頭セットウ迄の事です 簡単に言えば眉間から鼻の先までが月孛です。 此れは、鼻筋が綺麗に通っている様子を言います 月孛とは彗星・ほうき星の事ですから、勢い良く鼻筋が通っているのを例えた迄です。 鼻筋が綺麗で隆い人は病が少なくて元気であると言っています 鼻筋が綺麗で隆くて色が良い相は長命相のひとつであります。 但し、いくら鼻筋が隆くても、鼻の色が悪かったり、眼神が弱い・神が無くば元気無病とは行きません。 両目に神無くば、縦ひ鼻梁高くとも齢亦た促る のですからこれではいけません。 寿命は、『神』で決定しますから、いくら骨格が良くても神が弱い・枯れる・神無くばの相では、駄目です  『神シン』は、其の人の生命力ですから、これが弱い・枯れる・生命力が莫いのでは、駄目なのは言うまでもありません

『老に到りて災い無きは、大抵年寿に潤沢有ればなり』 歳が行っても元気が人は、大抵、年寿が綺麗である。 年寿は顔面十三部位で年上・壽上だ 鼻の中程に有ります 此処の色も肉付きも良くて綺麗な人は、歳が行っても元気で災難も莫いといっておるのですね 十三部位の山根は、十二宮の疾厄宮に当たります 大きくは、此の年寿も含みます 病気や災難が現れる部位ですから、此の名前です 普段から此処の色が悪い人は、病身で元気が無く頑張りも利きません運も好く有りません。 此処に悪い気色が現れますと、急病か災難等に要警戒となります