神異賦168耳根に黒子ある・承漿の深紋のこと

『耳根に黒子あらば、路傍に倒死せん』  耳の根に黒子が有る人は、路傍で倒れて死んでしまいます。 耳の付け根に黒子が有る人の事です 耳の付け根であれば前後左右何処に有っても当てはまります。 此の相の人は、道端に倒れて死ぬ運命に有ると言うておるのです 道端で心臓発作を起こし死んだり、酩酊して転んだり、事故で死んだりする訳です。 昔なら行き倒れの相で。現代であれば、旅行先で不慮の死を遂げることも有ります 一般的に、畳の上では死ねない相と運命で有ります

『承漿の深紋は、恐らくは浪裏に投ぜん』 承漿に深い紋が有る人は、水難の相である。 承漿は、口の直ぐ下の部位です 下唇の中央下に指先を当てた位の範囲です 此の部位に、縦でも横でも目に付く程の深い皺が有る人は、一生の内に何回か水難に遭います。 浪裏に投ぜんですから、身投げをしたり、海に落ちたりするのですね もっと言えば、深紋だけでなく此の承漿に黒子が有れば此れも障ります いざ、水難に遭う時は深紋や黒子等に黒い気色が掛かったり、気色で水難の相が現れます 画相が有れば直ぐ分かりますね