神異賦61臥蚕の豊下と涙堂の平満の話し

『臥蚕の豊下なるは、定めて子息の晩成あらむ』 臥蚕が豊かに下がる人は、跡取りの男子は必ず遅く生まれます。 臥蚕とは、下瞼の睫の生えている所です 此処は、蚕が横になった様な形から、臥蚕とついています。 此の臥蚕が普段からプックリと豊かにこぼれる様に下がっている人は、跡取り息子は年が行ってから生まれるというております。 早く生まれるのは、女の子だろうという事です 臥蚕の豊下とは、肉付き豊で障りが無く綺麗であるという意味で、子息の晩成とは、息子自体も大器晩成という意味もあります

『涙堂の平満なるは、須らく児郎の早見あるべし』 涙堂が綺麗で肉付きが豊かな人は、跡取りにも早く恵まれる子福者です。 涙堂は臥蚕の下の骨の無い所です 此処の色が良くて、豊かな人は、子福者の相である。 部位として、臥蚕・涙堂・人中は子供運を観る急所となります 涙堂の平満の平満とは、落ち込んだり、窪んだりしていないという意味になります